ベジタリアンを選ぶ5つの理由~こんな世界観があるんです!

ベジタリアンとは?
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ベジタリアンを選ぶ理由、続ける理由はなんでしょう?

自分がベジタリアンだと伝えると「宗教?」と言われることが多くて、これ ”ベジあるある” かと思います。

私の場合は、健康理由から始まってプラス動物の権利、そして環境、食糧問題。でしたが、今は、全部ひっくるめて「ゴキゲンだから」がベジタリアンの継続の理由になっています。

ここでは一般的な理由5つをご紹介していきます。

宗教

今の日本は、海外に比べて一般的に宗教を意識する生活をしていないので、ベジタリアンが少ないのかもしれません。その位、宗教と食が密接な関係をしている国や地域があると思います。

でも、日本も元々は菜食ベースの食生活でしたし、仏教の影響から今も精進料理の伝統が続いていますね。

インドの約80%のヒンズー教では、牛は聖なる生き物として絶対食べず、豚や卵、五葷を避けるオリエンタルオボベジタリアン。
ジャイナ教は、厳格な菜食主義で、収穫の際微生物に影響するため根菜や、ニンニク玉ねぎも避けるなど様々。他にも、イスラム教や仏教、キリスト教、シク教などがあり、国民の約30%がベジタリアンとのこと。

インドネシアやパキスタン、バングラディシュ、インドに多いイスラム教は、アルコールと豚肉だけ摂りませんが、他の食用肉はハラールミートと言って認証されたもののみ。日本でも最近は認証可能な企業が増えてきましたが、手配できない場合は菜食が求められます。

中国では、仏教文化から発達した精進料理もベジタリアン料理の一部とのことです。

台湾では、台湾素食(タイワンスーシー)と呼ばれ、仏教、道教、一貫道等宗教の影響が大きく、ベジタリアンのほとんどが、アルコールは摂らない、オリエンタル・オボラクト(または、オボかラクト)・ベジタリアン か、オリエンタル・ヴィーガン(ビーガン)になります。

その他の宗教もそれぞれ規則があるようです。同宗教内の宗派によって教えと食が密接だったり、食に関しては明確な規則がなかったり多種多様。

ベジタリアンの種類についてはコチラ
関連記事:ベジタリアンって何?19種類のベジタリアン解説します!
宗教についてはコチラにも
関連記事:日本は住みにくい?!世界のベジタリアンの割合とその背景は?

動物の権利と福祉

一般的に動物を殺すこと自体に反対するタイプと、動物の飼育環境や方法を問題視するタイプ、その両方のタイプに分けられます。

動物の活動家たちに有名な、プリンストン大学教授のピーター・シンガー著書「動物の解放」で、畜産は動物虐待が行われている数が多い と言っています。畜産のシステムは工業化され、非衛生で劣悪な過密環境での飼育がなされています。

エシカルヴィーガン(他のヴィーガンも同様かも)が乳製品と卵を避けるのは、その製品を生産するために動物にストレスを与え、苦しみや早死にを引き起こすと考えるからです。

スーパーに売られている牛乳を生産するために乳牛は、牛乳を出し続けるために一生人工授精で妊娠出産の繰り返しを強いられます。生産量が下がるとその後牛肉と皮のために屠殺されます。

他にも、卵生産のための鶏の飼育環境、フォアグラ生産のための強制給餌等も。

食糧問題

最近、飽食の日本でも大量の食品の破棄が問題視されるようになりました。でも、中々飢餓について考えることはないのではないでしょうか?

現在、飢餓が原因で1日に4~5万人(1年間に1500万人以上)の人が亡くなっていて、そのうち7割以上が子どもたちです。

しかし、世界の食物収穫量の36%は家畜の飼料に使われています。これは、畜産物1㎏を生産するのに牛に11㎏、豚に7㎏、鶏に4㎏、鶏卵用に3㎏の穀物等が飼料として必要とされるからです。

日本の場合は、畜産物の消費が増えているのに飼料自給率は27%程度で、ほとんどは輸入に頼っている状態なんです。肉の消費量が増えるということは飼料用の穀物量も増えるので、世界市場の穀物の価格が上昇し、貧しい人々に必要とする穀物がますます行き渡らなくなります。

つまり、肉の消費量を減らしながら、飼料になる牧草や穀物を作る土地を、人間が食べるための農作物の生産に充てるほうがより多くの飢餓状態の人たちを助けることが出来ます。

でも、根本解決には、貧困と人権問題(食料の権利)等解決しなければならないでしょう。

環境問題

ベジタリアンになる理由と環境問題の関係はピンと来ないかもしれません。私も始めはそうでした。ここでは、アマゾンの森林破壊、温室効果ガス、畜産環境問題についてお伝えします。

2006年アマゾンの森林破壊について国際連合食糧農業機関は畜産が環境破壊への脅威と報告しています。報告によれば、森林破壊の原因の7割が畜産用の放牧や牧草地であるとのこと。

現在でも森林破壊は進んでいて

アマゾン川流域で熱帯雨林の破壊が加速し、1分ごとにサッカーコートの1.5倍の面積が失われるペースに達していることが分かった。            CNNから引用

このように伝えられています。

世界最大のアマゾンの熱帯雨林は、大気中の酸素の約20%を供給し、地球温暖化の防止に不可欠な存在と言われているので、この森林破壊は地球全体の気候変動への影響が考えられます。

しかし、森林伐採しても、アマゾンは痩せた土地なので農耕や牧草地には向かないため、開拓後の跡地は砂漠化して残されているところもあります。

そういえば、以前日本でも開発区域の拡大を食い止めるために、土地を買うなどの活動が進められていました。

また、温室効果ガス排出源のうち車や飛行機の割合が約13%に対して、家畜の絞める割合は18%になり、家畜の飼育自体が地球温暖化に影響していると警告しています。

畜産環境問題は、畜産経営に発生する環境問題のことで、家畜の排せつ物の不適切な処理や保管によって悪臭や水質汚染等の問題が発生しています。(農林水産省)

人の健康に及ぼす問題が懸念されていて、畜産物の消費が増えることで適切な処理が追い付かなくなっている影響はこんなところにも見られるんです。

健康

人は、例え病気でなくても体調がすぐれないと食事を見直す傾向がありますね?みなさんはいかがでしょうか?私は、仕事のストレスから食事が出来なくなり、サプリに頼るようになった時出会った選択肢が菜食でした。

それから約30年お世話になってます。なぜ、ベジタリアンになることが健康に貢献してくれると考えるのでしょか?

世界的にも菜食の効果が注目されているからか、ベジタリアンやヴィーガンの食生活と病気のリスクの関係が研究されています。

私の周りにも、癌になったことで食生活をマクロビオティックに切り替えた方がいます。

今体調が悪い、ということは今の状態を変えないと良い方向に変化しませんね?身体は食物で出来ています(それだけじゃないですが・・・)

それなら、健康になりたいから食べる物をかえてみよう~!というシンプルな感じなのかもしれないですね。

ベジ生活を心地良く

ここまで、ベジタリアンを選ぶ、宗教、動物の権利と福祉、食糧問題、環境問題、健康からの5つの理由をご紹介しました。

こんな風にベジタリアンを選ぶ理由は様々です。他にも、きっかけは特になくても、なんとなく気が付けば食べる物が菜食になっていた、なんて自然に移行した方もいるかもしれません。

私は以前、菜食のカフェに関わっていたことやアパレルの仕事や、動物の活動してきて、沢山のベジタリアンに会ってきました。
動物や環境の活動家もファッションモデルもアーティストも、始めは一つの理由からベジタリアンを選んだかもしれませんが、ほとんどの人がいくつかの理由から菜食を継続しているようでした。

ベジ生活を送っていると、「私たちは地球の一部でみんなが繋がっている」と意識するようになって、それぞれの理由が理解できるようになるからかもしれません。特別なことではないですし、ベジタリアンを”制限”と思わなければ難しくもないんです。

ただ、心地良いかどうか、それだけだと思います。慈愛の気持ちや環境や動物を大切に思い、みんなの平等を願って、全てと繋がる自分を大事にする、という意識がより深い心地良さになると感じてます。

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